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ボランティアは自分のため?

2025年11月27日

著者名:堤眞子

 正直、ボランティアに対して前向きな気持ちを持っていない人も多いのではないでしょうか。私自身も、「やった方がいいのはわかっているけれど、気が進まない」という気持ちが強かったです。私の学校では、ボランティア活動が強く推奨されていて、学期末には各自のボランティア活動を共有する場があります。これ

まで私は募金やリサイクルのような短時間で終わる活動しか選んでいませんでした。でも今回は、いつもより規模の大きいボランティアに参加してみて、ボランティアに対するイメージが大きく変わりました。

 私は、11月26日に文理台公園で行われた「ほくっと祭り」に出店しました。同じ学校の人たちと一緒に焼きそばを作って販売する活動です。

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 まず印象的だったのは、学年や性別がばらばらでも壁を感じなかったことです。最初は同じ学年の人としか交流しないのかと思っていましたが、実際にはいろいろな人と楽しみながら協力することができました。

 また、今回のボランティアでやりがいを最も感じた瞬間は、お客さんにかけられた言葉でした。屋台の準備をしているとき、お客さんが「毎年売り切れちゃうから、今年は早く来たんです」と声をかけてくれました。こうして誰かが楽しみにしてくれていることを知るととても嬉しくなるし、自分のやっていることが誰かの楽しみにつながっているのだと実感できます。

 最初は活動時間が長いため参加を迷っていましたが、実際にはあっという間に時間が過ぎてしまいました。ボランティアは、“いいことをする行為”という認識を持つより、“自分が楽しめる行為”だという認識に変わりました。また、ボランティア活動をしている人の方が幸福度が高いという結果も出ているそうです。

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出典:公益財団法人日本財団ボランティアセンター(2023年). 「全国学生1万人アンケート~ボランティアに関する意識調査2023~」

 誰かのためにと思っていた行動も実は自分にとっても大きなメリットをもたらしているのかもしれません。ボランティアに対して先入観があった私でも想像以上に楽しむこともできたし、なにより気軽に行えました。私のような方はぜひ一度でいいので、参加してみてはどうでしょうか?


 
 
 

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