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TENOHASI様の活動の背景と目的
大野さんと幸田さんからお伺いしたところ、TENOHASIさんはホームレス支援を中心とした活動を行っているNPO法人で、その起源は1990年代に遡るようです。当時、生活保護は誰でも申請できるものの、実際に認められるのは難しく、本当に必要な人が受理されないという時代背景があったとのことです。この状況を目の当たりにしたことで、TENOHASIが設立され、生活保護の制度だけでは対応できない人々にもサポートを提供することを目的としているそうです。
大野さん個人の動機としては、目白にある学校に通っていた時、毎日池袋を訪れ、ダンボールハウスをよく見かけたことがきっかけで興味を持ち、TENOHAIにたどり着いたとのことです。ホームレスの状況が短期間で変わることはなく、これらの現実に対する問題意識が大きな動機となったようです。
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ボランティアの受け入れ方針
TENOHASIさんでは、定期的かつ長期的に参加してくれるボランティアを理想としています。炊き出しのボランティアは1ヶ月に2回程度を予定しており、毎回必ず参加する必要はないものの、継続的な参加が求められているようです。
Voluntasの役割は情報提供や発信にあるため、ボランティア活動のマッチングだけでなく、活動の紹介を通じて興味を持ってもらうことも重要だとしています。
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現在の課題と未来への展望
今後は、ボランティア活動の幅を広げ、より多くの人々に参加してもらうための仕組みづくりが求められています。TENOHASIさんの活動を紹介する際には、掲載文に配慮し参加者が安心して情報を提供できる環境を整えることが重要です。
また、 団体とマッチングした際には、その団体の成り立ちや活動の意義をインタビュー形式で記録し、ウェブサイトにブログのように掲載することで、ボランティアに興味を持つきっかけを提供することができると考えています。
一方で、個人情報の管理やセキュリティ面での課題も存在し、情報の取り扱いに関するリスク管理を徹底する必要があると感じました。ホームレス支援という繊細な領域での活動だけに、情報提供と管理のバランスを保ちながら、安心して参加できる環境を作っていくことが求められています。
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感想
私たちを快く受け入れてくださり、ありがとうございました。