「地域のつながり、ボランティアから」
- Anonymous

- 11月1日
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―今の時代だからこそ生まれるボランティアの価値―
2025年10月29日
著者名:中村ニコ
あなたは、地域とのつながりを感じられていますか?
私は、元々ほぼ感じていない人でした。引っ越しをすることもあったため地域と深く関わることが少なく、家でできる娯楽がたんまりあれば、逆に遠出も電車や車で簡単だからこそ、自分の地域で過ごし、地域に真剣に向き合う時間はとても少なかったのだと思います。このような経験は私だけのものという訳では無いのではないでしょうか。町内会が解散されたり、コロナ禍もあって地域の行事が少なくなってしまったりしたのも、地域と人々のつながりが減ってきてしまっている証拠だと言えます。
ところで、社会活動への参加がないと、孤独感も増すことが調査によって明らかになっています。下のグラフは内閣府によって行われた調査の結果ですが、社会活動への参加がある人とない人を比較した際、孤独感を持つ人の割合は後者の方が多いということが読み取れます。このときの「社会活動」はまさに町内会などを指しているので、地域とのつながりがあるからこそできるものも多いのではないでしょうか。したがって、地域とのつながりによって孤独感が生まれていってしまうリスクがあると言えるのです。

出典:内閣官房孤独・孤立対策担当室(2024年3月).「人々のつながりに関する基礎調査(令和 5年) 調査結果の概要」
そこで、地域とのつながりを生む方法として、地域のボランティアに参加することをおすすめします。
冒頭で、私は地域とのつながりを「元々ほぼ感じていない人」だったと述べましたが、今は少なくとも過去よりは、地域とのつながり、そして地域愛を持つことができています。そのきっかけだったのは地域で行われているボランティアの参加です。下の写真のように、お誘いがあり私は地域のお祭りのボランティアに参加させていただく機会がありました。お祭りの存在自体、元々は知らなかったのですが、ボランティアを通して参加することによって、他の屋台の方々やお客さんと会話をすることができ、意外な特産品など、地域について様々なことを知ることができました。

地域でボランティアをすることは、移動の負担を減らすという点でも優れています。過去に電車で片道1時間半揺られてボランティアに参加するということもあったのですが、ボランティア自体以上に移動で疲労がたまってしまったのを覚えています。一方、地域のお祭りは徒歩や自転車でも移動できるため、気軽に参加出来るというメリットがあるのです。
「ボランティア、何をしようかな?」と思ったら、まずは市区町村の広報誌を確認してみるのはいかがでしょうか。きっと地域とのつながりが生まれ、ボランティア体験によって多くを得られると思います。



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